プラズマパルサー、アイアス販売価格改正について

株式会社プラズマ化学

平素より、ご指導、ご支援を賜りまして誠にありがとうございます。
2年ほど前より、世界的な半導体不足が起き、新型コロナウィルスパンデミック重ねて
ロシア、ウクライナ問題が拍車をかけ、合わせて昨年度の携帯電話販売台数の減少を受け、
半導体生産メーカーが本年度の半導体生産計画の減産が決まり、
この3年価格高騰を続けてきた半導体の価格が、高騰前の価格に戻ることはないとの予測が示されています。
弊社もこの3年間、プラズマパルサー、アイアスの電気部品全般の値上げに対し、本商品の値上げを実施せずに頑張ってきましたが限界を迎えてしまい、本商品の販売価格を値上げさせて戴きたくご連絡申し上げます。
                         
                        (記)
(1)プラズマパルサー販売価格の値上げについて
 ① 2023年9月1日以降の注文分から現行販売価格350万円/台を370万円/台に値上げ
 ② 2024年1月1日以降の注文分から改定販売価格370万円/台を400万円/台に値上げ

(2)アイアス販売価格の値上げについて
① 2023年9月1日以降の注文分から現行販売価格550万円/台を570万円/台に値上げ
② 2024年1月1日以降の注文分から改定販売価格570万円/台を600万円/台に値上げ

                                                    以上

東久邇宮文化褒賞賞状

東久邇宮文化褒賞を受賞いたしました

プラズマ療法開発者であり、日本プラズマ療法研究会理事長である田丸滋が
令和3年東久邇宮文化褒賞を受賞いたしました。

多年にわたり知的創造の振興と数々の技術開発に深くかかわった功績を評価いただき、
褒賞条例によりその善行を褒賞される運びとなりました。

この賞は、戦後初の宮家出身の首相である
東久邇宮稔彦王の第一王子、東久邇宮盛厚王の御遺志をついで創設された褒賞です。

受賞の目安は、原則として次のいすれかに該当する人です。

①文化的活動(芸術、美術、音楽,医療、福祉等)に従事し、その振興に携わっていること。
②文化的活動における社会的評価を受けていること。
③人格的にも優れ、将来への展望を持ち、努力を怠らない者。


東久邇宮(ひがしくにのみや)文化褒賞とは

昭和天皇の女婿であられる東久邇宮盛厚殿下は「発明には上下の別はない。ノーベル賞を100とるよりも国民一人一人の小発明が大切だ。旨いミソ汁を考えた人には『文化勲章』を与えたい。」との発明哲学をお持ちでした。
衆議院議員であり発明振興議員連盟幹事長であった豊澤豊雄氏はそのお考えに感銘を受け、社団法人発明学会を創ると、殿下はすぐ名誉総裁になっていただきました。
晩年、殿下が病にたおれられたとき、「わが家の名と財産を使ってよいから、文化の発展につくした方に皇族賞を出して、顕彰してほしい」とのお言葉によりこの記念賞は生まれました。

統合医療雑誌にプラズマ療法の特集をしていただきました

統合医療でがんに克つVol154表紙と特集記事

2021年3月26日に発売された「統合医療でがんに克つ」Vol.154にて、プラズマ療法の特集をしていただきました。

特集:プラズマ療法

「がん患者がつくった、がん治療法プラズマ療法について」
田丸滋 日本プラズマ療法研究会 理事長

「奇跡のプラズマ療法で健康にして不老」
矢山利彦 Y.H.C.矢山クリニック院長

「がん集学的治療におけるプラズマ補助療法」
黒川胤臣 品川荏原ライフケアクリニック 院長

「①プラズマ療法で行う『子宮頸がん』の予防 ②プラズマ療法を行った『巨大子宮筋腫』の結果」
高橋知宏 高橋クリニック 院長

プラズマ療法の開発秘話と、それぞれの臨床現場で利用されているプラズマ療法の記事が紹介されています。

特集記事一例
プラズマ療法で起こる体内現象

#02「プラズマ療法で起こる体内現象」

プラズマ療法にかかると、目にはほとんど見えませんが、体内で反応が現れてきます。一体、体にどんな影響があるのでしょうか? 今回の記事では、プラズマ療法で起こる特徴的な体内変化についてまとめました。
 YouTubeの日本プラズマ療法研究会定例勉強会 WEB版#02の本編とともに、お役立てください。また、PDFファイルも準備いたしましたので、こちらも同時にご覧ください。 http://plasma-salon.net/wp-content/uploads/2021/05/kawaraban-02.pdf

前半https://youtu.be/JsHeECuDZQ0
後半https://youtu.be/0hu9C6BcPEE

1 プラズマ療法とは

 プラズマ療法では、①プラズマパルサーという装置にかかり、②プラズマウォーターを飲むという2種類の方法を用います。これにより、振動する電子(e-)(生命プラズマ)とNO(一酸化窒素)を体内に送り込むことができます。こうして、体内のミトコンドリアの活動を活発にし、正常なアポトーシス(プログラム細胞死)を誘導します。

 プラズマ療法では、アポトーシスを、非常に重要な概念であると捉えています。私たちの細胞が、強いストレスの影響や、病原体などの何らかの原因で正常に機能しなくなった場合でも、プラズマパルサーにかかったり、プラズマウォーターを飲んだりすることで、正常なアポトーシスを誘導することで、体の機能を正常に戻します。そして、免疫を上げ、病気にかかりにくい体づくりを目指します。

 プラズマ療法の目安として、週に1回を目安にプラズマパルサーにかかっていただき、その効果を維持するためにプラズマウォーターを週に1本(~L)摂取していただくということを推奨しています。

 また、がんの患者さんに関しては、体内の経過観察のため、毎月の血液検査と3カ月~4カ月に1度のCT検査をお願いしています。

2 細胞のアポトーシスとは

 アポトーシスは、細胞死の一つです。アポトーシスは、あらかじめプログラムされた細胞死を意味します。

 アポトーシス(apoptosis)の語源は、ギリシャ語の apo(離れて)と potosis(落ちる)です。Apoptosisには、「枯れ葉が木から落ちる」という意味があります。落葉樹は、秋になると、紅葉して文字通り葉を落として冬に備えます。これは、アポトーシスの代表例です。

 そのほかには、例えば、オタマジャクシがカエルになるときに尾が消えることや、人間の赤ちゃんの指ができるといった過程でも正常なアポトーシスが起きています。おなかの中の赤ちゃんの手は、はじめは指がなく、水かきのようなもので全ての指がつながっています。その状態から、それぞれの指の間の部分がアポトーシスし、指が形成されていきます。

3 プラズマ療法で起こる特徴的な4つのこと

プラズマ療法にかかったときに起こることのうち、特徴的な4つの反応をここに列挙します。

 1・赤血球が一つ一つ分かれて流れやすくなる (※個人差があります)
 2・基礎体温が上昇する(※個人差があります)
 3・ATP量が増加する
 4・血液検査データが変化する(※個人差があります)

これらの変化について、ひとつひとつ解説していきましょう。

3-1 赤血球がひとつひとつ分かれて流れやすくなる(※個人差があります)

→ 血流が促進され体内への酸素供給効率が向上します!

 マスメディアでは、血液は、「ドロドロ血液」や「サラサラ血液」などといった表現が用いられています。イメージとして、「ドロドロ血液」は血流が悪く不健康で、「サラサラ血液」は血流が良く健康であると、一般的には捉えられているのではないでしょうか。

 赤血球は、無核細胞で中央がへこんだドーナツのような型をしていて、電気的に、内側がプラスに、外側がマイナスに偏っています。そのため、赤血球同士が磁石のようにくっつきあって互いに凝集しやすい状態になっており、通常は、赤血球が10個ほど重なった状態で、血管を流れています。

 ところが、プラズマパルサーにかかると、約3分程度で、赤血球の電気的な偏りが解消され、赤血球がひとつひとつバラバラになって流れやすくなるといわれています(3~6時間は効果が持続します)。

毛細血管の変化

3-2 基礎体温が上昇します(※個人差があります)

→ 基礎体温の上昇で免疫アップ!

 人の免疫力を上げるのに必要なものとして、基礎体温を上昇させることが挙げられます。基礎体温が1度上がると、免疫力が100倍向上するともいわれています。

 プラズマパルサーにかかるっていただくと、体温が36.6℃になるように設計されています。それで、体温が元々低い人は、プラズマパルサーにかかっていただくと、基礎体温が36.6℃付近まで上昇しやすくなります。

3-3 ATPの量が上がります(※個人差があります)

→ 正常なアポトーシスを起こしやすくなります

アデノシン三リン酸

 ATPは私たち生命体が使っているエネルギーそのものです。プラズマ療法にかかり、ATPの量が増加すると、見た目にも活力が出てきます。

3-4 血液検査データが変化する(※個人差があります) 

→ 次の項目に変化があります。

 プラズマ療法にかかると、血液データの中での肝機能の目安となるマーカーの数値が変化します。特に、血液検査の次の3つの項目において、変化があります。

 A・γ-GTPとALPの比率が変わります(個人差があります)

肝臓の数値の変動

肝機能を見る数値として、γーGTP(ガンマーグルタミルトランスペプチターゼ)とALP(アルカリフォスターゼ)があります。γーGTPは、細胞が壊れるときに、血液中に放出される酵素です。ALPは、胆道閉鎖しても数値が上がりますが、主に、壊れた細胞を修復するときに血液中に放出される酵素でもあります。

 通常の血液検査ではγーGTP:ALPは1:1の比率ですが、プラズマ療法にかかりしばらくすると、γーGTPが「1」に対し、ALPが「7~10」と比率が変わってきます。

 癌に罹患されている方の場合、プラズマ療法をうけると、非常に特殊な変化が生じてきます。γ-GTPとALPの二種類の比率が変化すると、癌の周りに肉芽が形成されるようになります。

 癌患部が肉芽に包まれるため、見た目には、患部が若干大きくなったように勘違いされることがありますが、これは、癌細胞を攻撃するための生体防御反応です。

 B・白血球数が上がり、好中球の割合が変化します(個人差があります)

白血球内リンパ球と好中球の比率

 プラズマ療法にかかって3カ月から6カ月ほどすると、白血球数の総量が上がっていきます。この時、好中球の割合が増加します。リンパ球:好中球は、通常は総合的に30%:30%で1:1ですが、プラズマ療法にかかると30%:60%つまり1:2になります。

 好中球は、肝臓にも備蓄されていて、必要な時に体内に放出されるので、これにより、好中球の比率の急激な上昇が生じると考えられています。好中球の比率が上昇すると、正常なアポトーシスが始まります。

 C・赤血球数が上昇します(個人差があります)

 個人差がありますが、プラズマ療法を1年以上続けていると、赤血球の総量が多くなる傾向があります。そのため、一般的な医師の診断では、多赤血球症と診断される場合があります。

赤血球が、凝集しながら流れる通常の血流の場合、多赤血球症は、心筋梗塞や脳梗塞の要因となるとされています。

ただし、プラズマ療法にかかっていただくと、赤血球が、ひとつひとつほぐれて凝集が解除されますので、赤血球数が多少増えてもても、血液はスムーズに流れるようになります。

4 日本プラズマ療法研究会研究報告会より

4-1 がんの超早期発見と再発防止

 第8回日本プラズマ療法研究会報告会にて、御川安仁院長(ナチュラルアートクリニック:東京都)のプラズマ療法の臨床報告が行われました。

 その中で、御川医師は、プロテオ検査での癌の超早期発見、および尿中ジアセチルスペルミンの数値を使った検査で、プラズマ療法が、がんの再発や予防に有効であることを示しました。

プロテオ検査とは、癌細胞から漏れ出るヌクレオソームという物資を血液中から検出し、癌のリスクを、A、B、Cの3段階で判断する検査のことをいいます。Aは癌のリスク低、Bは要観察、Cは癌のリスクが高い状態であると判断します。

 尿中ジアセチルスペルミンは、尿検査で分かる腫瘍マーカーのひとつで、値が250以下なら良好、350以上なら危険と判断します。

 次の4つに場合分けして、プラズマ療法を実施したことが報告されました。

1.プラズマパルサーとプラズマウォーターを両方使う

2.プラズマパルサーだけ使う

3.プラズマウォーターだけ飲む

4.何もしない

 1のプラズマウォーターとプラズマパルサーを両方使用した場合、尿中ジアセチルスペルミンの数値は最初に計測した数値より50%減少しました。

 また、2のプラズマパルサーだけ使う場合と、3のプラズマウォーターだけ飲む場合では、尿中ジアセチルスペルミンの数値は最初に計測した数値から30%減少しました。これにより、プラズマパルサーを使わずに、プラズマウォーターを摂取するだけでも、がん疾患予防に効果が高いことを確認できました。

 なお、4の何も使わない場合、尿中ジアセチルスペルミンの数値の変化は、ありませんでした。

 以上の報告から考えられることとして、プラズマパルサーの利用が困難な、遠方にお住まいの方であっても、プラズマウォーターを飲んでいただくだけで、がんの再発や予防に対応できるということがわかりました。

4-2 血中コルチゾールの変化

 コルチゾールは、ストレスがかかると、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つです。多量にコルチゾールが分泌され続けると、心筋梗塞や自立神経失調症などを引き起こす可能性が高いといわれています。

コルチゾール量比較

YKCウエルネス研究所 崔元哲代表の報告によると、プラズマパルサーに30分かかるだけで血中コルチゾールが減少したとのことです。

 プラズマ療法は、コルチゾールの分泌を抑える作用があるため、上記の疾患を未然に防ぐことに有効だということも分かりました。

時事:新型コロナワクチンには警戒が必要

 現在、新型コロナワクチンの接種が始まっていますが、これには警戒が必要です。

1.ウイルスってどんなもの?

 その前に、ウイルスはどんなものかというのをおさらいします。

 まず、ウイルスは、ウイルス単体では自己増殖できません。その代わり、ウイルスは、自己を複製して増殖するためのDNAまたはRNAを持っています。ウイルスは、増殖装置のある生命体に潜り込み、潜り込んだ生命体の増殖装置を利用して自己増殖していきます。

 この増殖の時、宿主となった生命体は、ウイルスの設計図を自分のDNAに取り込むことになるため、ウイルスの影響を受けます。

2.ワクチンの簡単な歴史と遺伝子を使った新型コロナワクチン

 ワクチン開発は、1796年、エドワード・ジェンナー医師(英国)が、弱毒化した牛痘のウイルス株を人に接種したことに始まりました。その後、牛痘から人痘に変え、天然痘予防のワクチンが使用されてきました。これは、ウイルスそのものを使う生ワクチンにあたります。

 しかし、現在開発されている新型コロナウイルスのワクチンは、ウイルスそのものを使う生ワクチンではなく、遺伝子を組み替えて作成したものです。

 遺伝子を使ったワクチンの例として、癌の遺伝子治療薬があります。

 ウイルスに癌を縮小させる遺伝子を組み込んだこのワクチンは、高い効果が期待されていますが、重篤な副作用が発生することもわかっています。

 このように、生命体の設計図そのものである遺伝子を含んだワクチンを使用すると、一体何が起こるかわかりません。そのため、新型コロナウイルスのワクチンについても、警戒が必要です。

新型コロナウイルスと免疫機能

#01「新型コロナウイルスと免疫機能」

 新型コロナウイルスが流行り始めて、1年以上経ちました。

 日本プラズマ療法研究会ではこれまで、月に1度、プラズマ療法の勉強会を行ってきました。しかし、コロナ禍で1箇所に集合することが困難になったため、YouTubeで配信を行うことにしました。随時YouTube動画を更新していく予定にしています。YouTubeチャンネルはこちら

 こちらでも、おさらいの目的も兼ねて、動画の内容を紹介いたします。是非YouTube本編とともに、お役立てください。また、PDFファイルも準備いたしましたので、こちらも同時にご覧ください。http://plasma-salon.net/wp-content/uploads/2021/03/2020_K01.pdf

#01は、「新型コロナウイルスと免疫機能について」です。

動画はこちらからご覧ください。
前半:https://youtu.be/zbg-zZMbCHo
後半:https://youtu.be/Gt4B8MRXU2k

1.そもそもコロナウイルスとは

1-1 新型コロナウイルスの基礎知識

 そもそもコロナウイルス感染症とは、重症化した風邪のことをいいます。近年の例でいうと、2002年にSARSコロナウイルス(SARS-CoV)、2012年にMERSコロナウイルス(MERS-CoV)が流行りました。

 新型コロナウイルスは、CODIV-19やSARS-CoVなどといった別の名前で呼ばれていますが、「これは一体なんだろう?」と思ってらっしゃる方もいるでしょう。

 いまさらですが、いったんここで整理しておきましょう。SARS-CoV-2というウイルスが原因で起きる新型コロナウイルス感染症の正式名称が「COVID-19」で、これは「Corona VIrus Disease-2019」の略で、「2019年に生まれたコロナウイルスの疾患」を意味します。

1-2 新型コロナウイルスの特徴的な症状

 新型コロナウイルスの特徴的な症状として、劇症肺炎や全身の血栓ができることなどがあります。これは、「サイトカイン・ストーム」という免疫の過剰反応によって引き起こされます。

 また、味覚異常や嗅覚異常を発症することがあり、後遺症が残るといった症状を訴える人も出てきています。

 なお、ウイルスが変異しているという情報がありますが、ウイルスは変異するにあたって、一般的にはウイルス活性が弱毒化していく傾向にあるといわれています。

2.4段階の免疫機能

2-1 4段階の免疫機能

ヒトの免疫機能を順番に見ていきましょう。

 私たちの体の免疫系には、主に4段階からなる防御機構が備わっています。この免疫機構により、人体は病源菌やウイルスなどといった外敵から守られています。特に、免疫グロブリン(Immunoglobulin, 略称Ig)は、免疫系において非常に重要な役割を果たしています。

 免疫ブログリンは、抗体の構造と機能を持つたんぱく質で、ウイルスなどの外敵が体内に侵入してきたときに、それらを捉えて弱体化させます。

2-2 各段階の免疫グロブリン

・1段階目……IgA

ちょっと風邪をひいたりすると、鼻水が出たり、のどがチリチリしたりすることがありますが、これは免疫応答の1段階目の反応によるものです。

 この1段階目の免疫反応では、分泌型の免疫グロブリンであるIgAが作用します。IgAは主に気管や腸管などの

粘膜に多く含まれ、ウイルス活性を消失させる役割をしています。IgAは多種の病原体に対抗しています。

この1段階目の免疫機構により、新型コロナウイルスの活性は、ほとんどの場合失活します。

 分泌型であるIgAは、乳児の飲む母乳に多く含まれており、赤ちゃんを病原体から防御しています。そのため、母乳で育った子供たちは、新型コロナウイルスにかかりにくいのです。

・2段階目……好中球

 2段階目は好中球の出番になります。好中球は白血病の一種で、貪食作用をもっています。1段階目の免疫機構を突破したウイルスは、好中球に食べられ駆逐されます。

 病原体がこの2段階目の免疫機構を突破すると、危険信号である「サイトカイン」という物質が放出されます。

・3段階目……IgM・IgG

IgMとIgG

 サイトカインが放出されると、体の各組織は、外敵の危険性についての信号を受け取ります。そして、プラズマセルに免疫を賦活させる信号を発させます。プラズマセルは、まずIgMを、続いてIgGを放出します。

 IgMは5つのY字型抗体で構成されています。IgMは、Y型が一つしかないIgGと比べると、より効率的に病原体と結合することができます。

 IgGは、血液中に最も多く存在する免疫グロブリンのひとつです。

 免疫ブログリンの先端は、鍵穴のような構造をしていて、ウイルスの形に合わせて作られます。そのカギ穴に合う病原体の働きを弱めたり止めたりすることができます。

 抗体検査では、新型コロナウイルスに特異的に反応するIgM、IgGの有無を調べていますが、この抗体検査によって、免疫機構の3段階目まで新型コロナウイルスが到達したかどうかについて推測することができます。

・4段階目……マクロファージ

 上記の3段階を突破して体を攻撃する病原体が、いくつかあります。これらは、とても強力な病原体で、代表的なものとして、赤痢・チフス・レジオネラ・結核・HIV・リステリアなどが知られています。

 4段階目の免疫機構では、マクロファージが待ち構えています。

 マクロファージは、最終的に何をするかというと、NO(一酸化窒素)を吐き出します。マクロファージは、病原体に一酸化窒素を吹き付けることにより、病原体を駆逐します。

3.新型コロナウイルスの一般的な対策方法

 新型コロナウイルスは、病原体としては、それほど強くはありません。新型コロナウイルスは、赤痢やHIVなどと比べても弱く、ほとんどの場合、免疫の1段階目で駆逐されます。 

 しかし、慢性的な疾患などによって、罹患者の免疫が低下している場合、重症化することがあります。

 新型コロナウイルス感染症の重症化は、ウイルスが免疫機構の2段階目を突破した時に生じます。ウイルスが免疫機構の2段階目を突破すると、危険信号である「サイトカイン」が出続けることになります。サイトカインは止まることなくリンパ球を呼び続けることになるため、免疫が過剰に亢進しつづけた状態になります。この異常な状態のことを、「サイトカイン・ストーム」とよびます。

 「サイトカイン・ストーム」が起こると、劇症肺炎などの症状が出ることがあります。

 その結果、全身に血液に酸素が供給されない状態に陥り、全身に血栓ができて心臓にも負荷がかかり、患者が死亡する場合があります。

 新型コロナウイルスに罹患した人は、ほかの強い病原体のように免疫防御機構の4段階目に至らずとも、体内の機能上の問題が原因となって命を落とすことがあります。

 新型コロナウイルス対策においては、まず、一般的にいわれる風邪対策を実行することが重要になります。

「体調が悪い」と感じたら、夜は温かくして早く寝るなど、しっかり休養を取ることが大切です。

4.一酸化窒素の医療現場での使用

4-1.一酸化窒素の医療現場での使用

 免疫機構の4段階目で『マクロファージが一酸化窒素を吐き出して駆逐する』というお話を上でしました。一酸化窒素は、今回の新型コロナウイルス感染症対策として、臨床の場で活用されています。

 2020年3月、ハーバード医科大学のオーレン医師らが、イタリアと中国と共同で新型コロナウイルスの重症化患者の重症性肺炎を防ぐために、臨床で一酸化窒素ガスを使用し始めました。

 一酸化窒素ガスの使用については、FDA(アメリカ食品医薬品局)が承認を出しています。

4-2. 一酸化窒素の効果

 一酸化窒素には、血管拡張作用があるため、血流をよくする効果があるとされています。身近な例でいうと、これは、マッサージ効果にあたります。体に圧力がかかると、血管壁から一酸化窒素が放出され、血行が良くなります。東洋医学の観点からすると、血流が良くなると全ての病が改善するということですが。
 そのほか、一酸化窒素は、体内の健康の維持に役立っているということが分かっています。

4-3.一酸化窒素の歴史

 1998年、ルイス・J・イグナロPh.D(薬理学)らの研究により、体内の一酸化窒素の作用が、発見されました。この功績により、ルイス博士らは、ノーベル賞を受賞しています。

 ルイス博士らのノーベル賞をうけ、各製薬会社が一酸化窒素を製品化しようとしました。しかし、一酸化窒素は水にほとんど溶けないため、ガスのままで治療に使用されるようになりました。麻酔科医の担当の元、一酸化窒素は重症性肺炎の治療に使用されることになりました。

 2000年代、田丸 滋 Ph.D(麻酔科)が、日本でプラズマ放電技術を用い、これまで水にほとんど溶けないとされていた一酸化窒素を水により多く溶かすことに成功しました。この技術を用いて「プラズマウォーター」を生成し、一酸化窒素をより臨床に活用できるようになりました。

 そして現在、プラズマウォーターは、新型コロナウイルスの陽性患者に対して使用され、それぞれ臨床結果が上がってきています。

5.プラズマ療法と新型コロナウイルス感染症の症例と考察

5-1.プラズマ療法とは

「プラズマ療法」は、「プラズマパルサー」と「プラズマウォーター」の両方を利用する治療法のことをいいます。

「プラズマパルサー」という装置にかかることにより、電磁誘導を利用して、振動する電子(e-)(生命プラズマ)を体内に発生させます。これにともない、体内により多く一酸化窒素が発生します。

プラズマパルサーにかかった後も、プラズマパルサーによって一過性に体内に発生した振動する電子(e-)を維持するため、振動する電子(e-)と一酸化窒素を含んだ水「プラズマウォーター」を1週間に1L程度飲んでいただきます。

5-2.プラズマ療法は体の免疫を高め、人を健康に導きます 。

 プラズマ療法は、体の免疫を高めることを目的に作られました。免疫の観点からすると、プラズマ療法の効果は二つの段階に分けられます。まず始めに、プラズマ療法によって、基礎体温が上昇していきます。プラズマパルサーにかかると、体温が約36.6度になるように設計されていまするため、基礎体温が低い方であれば、体温は上昇してきます(※個人差があります)。

次に、白血球の全体数が上昇し、特に、好中球の数が増えてきて、血中のリンパ球との比率が変わっていきます(※個人差があります)。通常は、リンパ球と好中球の個数の比率は1:1ですが、プラズマ療法にかかると、この比率は、約1:2になります。

この比率は、免疫系が非常に活発になっている状態であるされています。

5-3 プラズマウォーターを使った新型コロナウイルス感染症における臨床

新型コロナウイルスPCR検査が陽性だった21名に、平均で1日1Lのプラズマウォーターを摂取していただきました。すると、被験者21人全員が、約4日でPCR検査マイナスになりました。その後の抗体検査では、新型コロナウイルスのIgM抗体もIgG抗体も発見されませんでした(その後、より多くの症例が集まり、現在、症例者数は250名を超えています)

なぜ、抗体検査で抗体が発見されなかったのでしょうか。実は、初期免疫(IgA)がウイルスを無害化・不活性化した場合、3段階目のIgM、IgGが産生されることが基本的にはありません。抗体検査では、IgAは一般に直接測定しません。

また、その他のウイルスにプラズマ療法を使った臨床データから、ウイルス自体が変化した可能性も推測されています。

日本プラズマ療法研究会の研究報告会で、高橋クリニック高橋知宏院長から、次のような報告がありました。

高橋院長は、悪性ウイルスの性病、尖圭コンジローマに対してプラズマ療法を実施しました。この病気は、薬も効果がほとんどない病気で、治療は困難であるといわれています。プラズマ療法を採用したところ、尖圭コンジローマの原因ウイルス(ヒトパピローマウイルス)が、良性に変化していったとのことです。
 そのほかのウイルスについても経過を観察したところ、プラズマ療法は、他のウイルスに対しても有効であることがわかったとのことでした。

6・新型コロナウイルス雑観

 2020年10月14日付の官報にて、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定めるなどの法律が一部改正になっています。

 これによると、新型コロナウイルス感染症は、疑似症の患者について入院を要さないとのことでした。

 新型コロナウイルス関連情報は、大手マスコミによる報道と政府発表とのずれが多くみられます。医療関係者やサロンの関係者の皆様におかれましては、疑問に思われた報道情報は、必ず1次情報をたどることをおすすめします。

いやしの村だより2月号対談記事

会報誌にてご紹介いただきました

NPO法人JOYヒーリングの会会報誌「いやしの村だより」2020年2月号にて、
田丸先生とNPO法人JOYヒーリングの会理事長中西様との対談を掲載していただきました。

プラズマを巡る研究の履歴について、丁寧にご紹介いただいています。

いやしの村だより2月号表紙
いやしの村だより2月号表紙

いやしの村だより2月号対談記事
いやしの村だより2月号対談記事

37回勉強会フライヤー

第37回 プラズマ療法勉強会(8月)『プラズマ療法と、ミトコンドリアと一酸化窒素の関わり』

プラズマ療法勉強会が、8月27日(火)に行われます。

今回のテーマは・・・
『プラズマ療法と、プラズマ療法と、ミトコンドリアと一酸化窒素の関わり』についてです。

★18時30分から受付開始です。
★参加費:1,000円(1ドリンク付)※当日に受付で徴収します。

参加ご希望の方は8月26日までにお知らせください。
連絡先:久保木豊
Mail:kuboki@houyounet.com
FAX:050-1157-2618
TEL:090-9890-2188

●概要
講師:日本プラズマ療法研究会
理事長 田丸滋
参加費:1,000円(1ドリンク付)
場所:東京都千代田区隼町2-13
US半蔵門ビル6F第4会議室
アクセア貸会議室

アクセア貸会議室へのアクセスは下記URLからご覧ください
http://www.accea.co.jp/cr/tokyo/hanzomon/access.html
地下鉄半蔵門駅1番出口、徒歩1分

●タイムスケジュール
18:30受付
19:00〜20:30勉強会
20:30〜20:50質疑応答

プラズマウォーターに含まれる一酸化窒素の有効性

活性酸素の影響をバランスする一酸化窒素

1955年に、オットー・ワールブルクは活性酸素の害を防ぐ酵素があるのを認知していました。人が1日で体内に産む活性酸素の量は100ℓと相当の量です。これを無害化し細胞をバランスする物質が体内には準備されています。それは補助酵素(カタラーゼ、スーパーオキシターゼ、ヘルオシターゼ)三種類と、一酸化窒素です。

このバランスが壊れて活性酸素の量が増えると、細胞が正常に作動せず結果的に組織的な癌化につながっていきます。

活性酸素が多すぎることが癌に向かう体質になる問題なら、無害化できる補助酵素を薬として開発し、服用してはと現代の人なら考えるでしょう。しかし残念ながら、これらの補助酵素は構造があまりに複雑なため、とてもではありませんが人間の科学力では作ることができません。(それが常に体内にあるというのが素晴らしいことですが……)

それでは可能性の一つとして一酸化窒素なら構造は簡単だしどうだろうか。一酸化窒素は気体では猛毒で、自動車の排気ガスに代表されるNOx(ノックス:一酸化窒素の化合物)の一つです。そして、普通は水に溶けません。

 

人間の体内で一酸化窒素は生産されている

マッサージの効果

体内では、マッサージを受けた時に痛みが緩和したり、リラックスした状態になったりするのが一酸化窒素の効果です。

1998年、アメリカの内科医で薬理学者のフェリド・ムラドらの共同研究で、体の部位の一部を押すと圧迫された血管の血管壁から一酸化窒素が出て血管が拡張し、血流を促進することができることを発見しました。この発見は、医学的に大変驚くべきことでした。なぜなら、血流を改善すれば、ほとんどの病は改善するからです。(東洋医学の範疇でも、血流の良いのは、さまざまな病気を改善することが言われています)

この発見で、フェリド・ムラドらはノーベル生物学賞・医学賞を受賞します。

製薬会社は、彼らのノーベル賞受賞の件をうけ、こぞって一酸化窒素の製品化を試みます。ところが、先ほどいったとおり一酸化窒素は水に溶けずに気体のままでは猛毒です。結局、一酸化窒素を溶かす技術を見いだせないまま、各製薬メーカーは開発をやめてしまいます。

 

雷が落ちた瞬間に一酸化窒素

ところで、一酸化窒素は植物たちにも影響しています。

落雷のイメージ

昔から、雷がよく落ちるとその年は豊作だと言われています。これには理由があって、雷の影響で、空気中の一酸化窒素が地中の水分に溶け、地中の微生物が元気になり、植物の根に栄養供給が十分に行くのです。植物の根っこには細菌がいて、細菌が食べて分解し吐き出した物質(ようは排泄物ですが…)を、吸収して植物が育っているので、細菌たちが元気になると豊作になるのです。

これについては、私たちの腸と一緒で腸内細菌を食べて分解したものしか私たちは栄養として吸収しません。

 

一酸化窒素(NO)にはアポトーシスを促す作用も

一酸化窒素にはアポトーシスを誘導する作用もあります。

ミトコンドリア内にある電子伝達系は、私たちのエネルギーを作り出すところでもありますが、アポトーシスを促す酵素が生み出すスイッチの役割を果たしています。

電子伝達系には複合体Ⅰ~Ⅳがあり、水素イオンを汲み出して、同じようにして取り出した電子(e-)を次の複合体へ渡す仕事をしています。

複合体のうち複合体Ⅲがアポトーシスに作用します。

複合体Ⅲの構造は、構造は三層になっており、上からシトクロムCとBとつながっています。シトクロムCとシトクロムBは中心にヘム鉄(Fe)を持っています。血液中のヘモグロビンはヘムを持っていますが、それと同じ意味の鉄(Fe)です。

ヘム鉄は、二つの電子をもっているのか(二価鉄)、三つの電子をもっているのか(三価鉄)の差でプラスとマイナスの差があり、通常だと磁石のようにくっついています。細胞がアポトーシスをするときには、電圧が上がるシトクロムCの二価鉄が三価鉄になり、シトクロムCがシトクロムBと磁石のS極とS極を合わせると反発するように、反発して遊離します。この時に、アポトーシスを促す酵素が出ます。正常に機能していない場合には、電圧が上がらず、アポトーシスは進みません。

一酸化窒素(NO)は、このシトクロムCのヘム鉄と反応を起こして崩壊させます。そして、シトクロムCが遊離させ、正しくアポトーシスを起こします。

 

プラズマウォーターには一酸化窒素

プラズマウォーターは、プラズマ(高電圧放電)を非接触で打ち込んで、空中の一酸化窒素を水の中に入れることに成功しました。

一酸化窒素の効果は前述のとおりで血行が促進されます。体内の炎症を軽くする役割もしています。

 

プラズマ療法で使うのは、主にはプラズマウォーター

プラズマパルサーですが、プラズマパルサーが装置のために「装置にかかる」という行動の意味で非常に分かりやすいのですが、実はプラズマウォーターを飲み続ける方が大事です。プラズマパルサーはトリガーだと考えてください。

遠方の方でプラズマパルサーにかかれない方は、プラズマウォーターだけでも飲みたいという方もいらっしゃいます。

第35回 プラズマ療法勉強会(6月)『プラズマ療法と、DNAリガーゼと免疫』

プラズマ療法勉強会が、6月25日(火)に行われます。

今回のテーマは・・・
『プラズマ療法と、DNAリガーゼと免疫』についてです。

★18時30分から受付開始です。
★参加費:1,000円(1ドリンク付)※当日に受付で徴収します。

参加ご希望の方は6月24日までにお知らせください。
連絡先:久保木豊
Mail:kuboki@houyounet.com
FAX:050-1157-2618
TEL:090-9890-2188

●概要
講師:日本プラズマ療法研究会
理事長 田丸滋
参加費:1,000円(1ドリンク付)
場所:東京都千代田区隼町2-13
US半蔵門ビル6F第4会議室
アクセア貸会議室

アクセア貸会議室へのアクセスは下記URLからご覧ください
http://www.accea.co.jp/cr/tokyo/hanzomon/access.html
地下鉄半蔵門駅1番出口、徒歩1分

●タイムスケジュール
18:30受付
19:00〜20:30勉強会
20:30〜20:50質疑応答