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第37回 プラズマ療法勉強会(8月)『プラズマ療法と、ミトコンドリアと一酸化窒素の関わり』

プラズマ療法勉強会が、8月27日(火)に行われます。

今回のテーマは・・・
『プラズマ療法と、プラズマ療法と、ミトコンドリアと一酸化窒素の関わり』についてです。

★18時30分から受付開始です。
★参加費:1,000円(1ドリンク付)※当日に受付で徴収します。

参加ご希望の方は8月26日までにお知らせください。
連絡先:久保木豊
Mail:kuboki@houyounet.com
FAX:050-1157-2618
TEL:090-9890-2188

●概要
講師:日本プラズマ療法研究会
理事長 田丸滋
参加費:1,000円(1ドリンク付)
場所:東京都千代田区隼町2-13
US半蔵門ビル6F第4会議室
アクセア貸会議室

アクセア貸会議室へのアクセスは下記URLからご覧ください
http://www.accea.co.jp/cr/tokyo/hanzomon/access.html
地下鉄半蔵門駅1番出口、徒歩1分

●タイムスケジュール
18:30受付
19:00〜20:30勉強会
20:30〜20:50質疑応答

プラズマウォーターに含まれる一酸化窒素の有効性

活性酸素の影響をバランスする一酸化窒素

1955年に、オットー・ワールブルクは活性酸素の害を防ぐ酵素があるのを認知していました。人が1日で体内に産む活性酸素の量は100ℓと相当の量です。これを無害化し細胞をバランスする物質が体内には準備されています。それは補助酵素(カタラーゼ、スーパーオキシターゼ、ヘルオシターゼ)三種類と、一酸化窒素です。

このバランスが壊れて活性酸素の量が増えると、細胞が正常に作動せず結果的に組織的な癌化につながっていきます。

活性酸素が多すぎることが癌に向かう体質になる問題なら、無害化できる補助酵素を薬として開発し、服用してはと現代の人なら考えるでしょう。しかし残念ながら、これらの補助酵素は構造があまりに複雑なため、とてもではありませんが人間の科学力では作ることができません。(それが常に体内にあるというのが素晴らしいことですが……)

それでは可能性の一つとして一酸化窒素なら構造は簡単だしどうだろうか。一酸化窒素は気体では猛毒で、自動車の排気ガスに代表されるNOx(ノックス:一酸化窒素の化合物)の一つです。そして、普通は水に溶けません。

 

人間の体内で一酸化窒素は生産されている

マッサージの効果

体内では、マッサージを受けた時に痛みが緩和したり、リラックスした状態になったりするのが一酸化窒素の効果です。

1998年、アメリカの内科医で薬理学者のフェリド・ムラドらの共同研究で、体の部位の一部を押すと圧迫された血管の血管壁から一酸化窒素が出て血管が拡張し、血流を促進することができることを発見しました。この発見は、医学的に大変驚くべきことでした。なぜなら、血流を改善すれば、ほとんどの病は改善するからです。(東洋医学の範疇でも、血流の良いのは、さまざまな病気を改善することが言われています)

この発見で、フェリド・ムラドらはノーベル生物学賞・医学賞を受賞します。

製薬会社は、彼らのノーベル賞受賞の件をうけ、こぞって一酸化窒素の製品化を試みます。ところが、先ほどいったとおり一酸化窒素は水に溶けずに気体のままでは猛毒です。結局、一酸化窒素を溶かす技術を見いだせないまま、各製薬メーカーは開発をやめてしまいます。

 

雷が落ちた瞬間に一酸化窒素

ところで、一酸化窒素は植物たちにも影響しています。

落雷のイメージ

昔から、雷がよく落ちるとその年は豊作だと言われています。これには理由があって、雷の影響で、空気中の一酸化窒素が地中の水分に溶け、地中の微生物が元気になり、植物の根に栄養供給が十分に行くのです。植物の根っこには細菌がいて、細菌が食べて分解し吐き出した物質(ようは排泄物ですが…)を、吸収して植物が育っているので、細菌たちが元気になると豊作になるのです。

これについては、私たちの腸と一緒で腸内細菌を食べて分解したものしか私たちは栄養として吸収しません。

 

一酸化窒素(NO)にはアポトーシスを促す作用も

一酸化窒素にはアポトーシスを誘導する作用もあります。

ミトコンドリア内にある電子伝達系は、私たちのエネルギーを作り出すところでもありますが、アポトーシスを促す酵素が生み出すスイッチの役割を果たしています。

電子伝達系には複合体Ⅰ~Ⅳがあり、水素イオンを汲み出して、同じようにして取り出した電子(e-)を次の複合体へ渡す仕事をしています。

複合体のうち複合体Ⅲがアポトーシスに作用します。

複合体Ⅲの構造は、構造は三層になっており、上からシトクロムCとBとつながっています。シトクロムCとシトクロムBは中心にヘム鉄(Fe)を持っています。血液中のヘモグロビンはヘムを持っていますが、それと同じ意味の鉄(Fe)です。

ヘム鉄は、二つの電子をもっているのか(二価鉄)、三つの電子をもっているのか(三価鉄)の差でプラスとマイナスの差があり、通常だと磁石のようにくっついています。細胞がアポトーシスをするときには、電圧が上がるシトクロムCの二価鉄が三価鉄になり、シトクロムCがシトクロムBと磁石のS極とS極を合わせると反発するように、反発して遊離します。この時に、アポトーシスを促す酵素が出ます。正常に機能していない場合には、電圧が上がらず、アポトーシスは進みません。

一酸化窒素(NO)は、このシトクロムCのヘム鉄と反応を起こして崩壊させます。そして、シトクロムCが遊離させ、正しくアポトーシスを起こします。

 

プラズマウォーターには一酸化窒素

プラズマウォーターは、プラズマ(高電圧放電)を非接触で打ち込んで、空中の一酸化窒素を水の中に入れることに成功しました。

一酸化窒素の効果は前述のとおりで血行が促進されます。体内の炎症を軽くする役割もしています。

 

プラズマ療法で使うのは、主にはプラズマウォーター

プラズマパルサーですが、プラズマパルサーが装置のために「装置にかかる」という行動の意味で非常に分かりやすいのですが、実はプラズマウォーターを飲み続ける方が大事です。プラズマパルサーはトリガーだと考えてください。

遠方の方でプラズマパルサーにかかれない方は、プラズマウォーターだけでも飲みたいという方もいらっしゃいます。