プラズマの装置にかかると何が起こる?~ATP編

プラズマの装置でATPはどうして増えるのか、今回はその仕組みを分かりやすく解説していきます。

そもそもATPとは…

そもそもATPってなんでしょう。
ATP(アデノシン三リン酸)とは、人体を車に例えるとガソリンの役割を果たしています。主に、細胞内のミトコンドリアにあるATP合成酵素で生産されています。
私たちは食べ物で取り込んだ有機物を、呼吸で吸った酸素を使って二酸化炭素と水に分解します。そして、有機物から取り出した水素イオンをミトコンドリア内の電子伝達系まで運んでいきます。
運ばれた水素イオンは、ミトコンドリアの内膜から膜間腔にポンプで吸い上げ、ATP合成酵素でATPの合成に使用されます。
ATP合成は呼吸の最終地点でもあるのです。

ATP合成酵素

ミトコンドリアの内膜には、ATP合成酵素と呼ばれる酵素があります。ここでは水力発電所が水の高低差を利用して発電するように、水素イオンの勾配差を利用して発電をしています。発電したエネルギーを使い、ADP(アデノシン二リン酸)とリン酸を一つ合成し、ATP(アデノシン三リン酸)を生産します。

プラズマの装置にかかるとATP生産がどう変化するのか

プラズマの装置にかかるとどうして、ATPの生産量が増えていくと考えらえているのでしょうか。二つ理由が挙げられます。

一つめは、プラズマの装置にかかって体内に発生する電子がATP合成酵素を刺激している点です。プラズマは体内の酵素が活性化していきます。そのために、ATP合成酵素も活性化してATPをより生産できるようになります。
二つめは、ミトコンドリア外膜にも電子が発生する点です。これにより水素イオンの勾配がより一層高まり、ATP合成酵素の生産量が増えていきます。
この二つの理由により、ATPの生産量が増えると考えられています。

プラズマの装置にかかると何が起こる?~血流編

プラズマパルサー、およびプラズマAIASにかかると、体にどんな変化があるのでしょう。ここでは、血流の例を見ていきます。

そもそも、赤血球はもこもこして移動している

血液中の赤血球には核がありません。細胞の内側が電気的にプラスに偏り、外側ではマイナスに偏っています。これを、細胞内極性といいます。電気的偏りがあるため、赤血球同士がくっついて凝集しやすい状態です。通常、血管内の赤血球は、10~20個程度凝集した状態で流れています。

装置にかかると物理的に血液がサラサラ流れる

プラズマの装置にかかると、赤血球の細胞膜に電子が発生します。これで、赤血球内の電気的な偏りは解消します。装置に掛かっておよそ3分から5分で、凝集して流れていた赤血球が、次第にひとつひとつ個々に離れて流れていきます。もこもこと移動していた赤血球が、サラサラと血管中を流れます。血流の改善とともに、血中の酸素供給量も増えていきます。

血管内にNO(一酸化窒素)が発生

装置にかかると血管壁にも電子が発生します。
発生した電子が血流に乗るとローレンツ力が生じて、電子が血管壁に押し戻されます。押し戻された電子は、血管壁にある一酸化窒素合成酵素を活性化します。これにより、血管内にNO(一酸化窒素)が発生します。
NO(一酸化窒素)は血管拡張作用があります。そのため、より血流が改善していきます。