電子(e-・エレクトロン)は生命に必須のもの
プラズマ療法は、装置で体内に電子を発生し、プラズマウォーターを飲むことで、電子を体内に増やし、結果的に細胞レベルで体を元気にしていくのを目的とした療法です。
地球上のすべての生命体は、電子を利用して生命活動をしています。電子と私たちの身体の関係は、地球の歴史をひも解くと良く分かります。地球は太陽系の中にあり、太陽系は8つ惑星を持ちます。しかし、その惑星の中で唯一、地球だけが莫大な量の遊離した電子を発生させているのです。
現在の地球
地球は、月という衛星を持ちます。月は、岩石でできた星です。地球の表層部分は地殻といい、薄い岩石で覆われています。中部はマントルが対流している状態です。中心部には核があります。
マントルは地球の体積のおよそ8割を占める個体で、常に移動しています。物質と物質がぶつかると遊離した電子が発生するので、マントルの対流などで膨大な量の電子が常に放出されている状態になっています。
地上には雲が発生していて、地表にときどき雷が落ちます。
地表に雷が落ちたとき、同時に宇宙では花火のような逆放電現象が起きています。地上には雲が発生していて、地表にときどき雷が落ちます。
地表に雷が落ちたとき、同時に宇宙では逆放電現象が起きています。この地上に落ちる雷は電子(e-: エレクトロン)で、宇宙に花火のように放電しているのは陽電子(e+: ポジトロン)になります。こうした流れから本来、地上から数キロの大気中には、電子しか存在しない状態になっています。
原始地球と電子と生命誕生
地球が、月という惑星を持ち、現在の形になったのには、諸説あります。
その中での現在の有力な説は、ジャイアント・インパクト説です。
この説では、約45億年前、原始の地球に現在の月のサイズの大きな惑星「ティア」が激突したと考えられています。
ティアと地球の衝突は、すさまじいエネルギーでした。この衝突で、地球上の岩石という岩石が溶けました。地球の地軸は約23.4度傾いた状態ですが、この傾きは、ティアと地球がぶつかったときだと考えられています。また、この時に宇宙に飛び出した岩石が集まり、月が生まれたと考えられています。
次第に表面は冷え、地殻ができます。地球内部は核とマントルが形成されました。マントルは常に対流し、地表とマントルがぶつかり、膨大な量の遊離した電子が発生します。
発生した膨大な量の遊離した電子は地球を覆い、地球の周りに地磁気を形成します。子の地磁気は結果的に、太陽風などの宇宙線から地球を守っている状態になっています。
原始の海の誕生
現在の地球は海に覆われています。この大量の水はどこから来たのでしょう。以前の学論では、地球に衝突した彗星の核が溶けて海になったとされていましたが、最近の学論では、海の水は地球にもともとある岩石の結晶水だという説が有力です。
結晶水とは、岩石についている水のことです。
例えば、食卓塩(NaCl)は、厳密には、NaCl(H₂O)x として存在します。食卓塩の器に米粒が入っていることがあります。この米粒には湿気を取るという意味があります。塩が湿気を吸収すると、岩塩に戻って使いづらくなりますね。原始地球がティアのぶつかった衝突で、地球の岩石が溶け、岩石の中にあった結晶水が空気中に解き放たれました。地表は時間をかけて次第に冷えてきます。空気中に放出された水は、雲を形成し大量の雨を地表に降らせます。次第に、海を形成します。
当時は現在の地球と大気の条件が違います。二酸化炭素濃度が多く、400℃の気温、360気圧くらいであるとも言われています。現在の地球上(25℃、1気圧)では、水の沸点は100℃です。しかし、生命が生まれた頃の地球では、海水は高温になっても気圧が高いために蒸発しませんでした。
この高圧の大気の中に雷が落ちていたと言われます。雷の共鳴音は地球を包みます。振動は層をなして地球を包み込みました。この何種類もある振動は、シューマン振動とも呼ばれています。
炭素の六環構造の誕生
似たもの同士が引き合い、次第に大な構造になっていきます。
電子を放出しはじめた物質は、情報伝達ができるようになります。エネルギーという物理的な観点で言うと、生命の定義は電子を発生して受け取るという、「情報伝達」ができることが挙げられます。
自分と同じ物質があることを確認した物質同士は、次第に集まり始めます。物質は集まることにより、生命へと進化を遂げます。
こうしてできたのが生命体の基礎になるDNAです。