プラズマ療法の基礎知識(一般):ATPサイクル

ATPとは

ATP(アデノシン三リン酸)とは、人の活動エネルギーとはなる物質です。人体を車に例えると、ガソリンにあたります。

ATPの構成要素はリン酸が三つにとアデノシンです。さらに、アデノシンの構成要素にアデニンがあります。このアデニンは私たちのDNAを構成する物質の一つです。

私は、食物のたんぱく質、炭水化物、脂質から、呼吸で吸う酸素を作り水素を取り出します。
取り出された水素は、細胞のミトコンドリアにある電子伝達系に渡り、合成酵素で利用されます。

ATPサイクル


ATP合成酵素は、ADP(アデノシン二リン酸)とリン酸を合成してATPを生産しています。生産されたATPは小器官に行き、リン酸を一つ手放しADPになります。このときにエネルギーを放出します。
ここで生じたADPはATP合成酵素に戻り、ふたたびリン酸と一緒になりATPになります。この循環を「ATPサイクル」と言います。